コロナ工業株式会社 Metal Design アルプラス アルミと樹脂を一体成形する新技術
05 金型

05 金型

アルプラスは樹脂を射出成形するために金型を用います。溶融した樹脂を高圧で金型内全体に流し込み樹脂パーツを成形します。金型は主に2種類あり、製品形状や取り数によって最適な設計をします。(Fig. 06)

金型基本構造図

Fig. 06 金型基本構造図

クリックで拡大します。


06 メリット

06 メリット

コストダウン

  • かしめが不要になるため、かしめの金型を削減できます。
  • アッセンブリー用のツメ、足の金型が不要になります。
  • 樹脂パーツを一度で成形可能なため、複数の樹脂型を削減できます。
  • アルプラスはアルミと樹脂を直接結合させるため、かしめの際の接着剤、両面テープを削減できます。

工程の短縮

  • 従来の工程ではアルミパーツと樹脂パーツを個別に成形していましたが、アルプラスは一体成形のため、1工程で成形可能。デジカメキャビではおよそ6から10工程の短縮を実現します。
  • 複雑な樹脂の接合用パーツを1工程で成形可能です。
  • 部品取り付けの相手側のパーツも同時に成形可能です。

密度強度の向上

  • 3D形状でのアルミと樹脂の一体成形品が可能になりアルミと樹脂との隙間も無くなるため密度強度も向上します。

軽量化

  • 必要部分だけのアルミ・樹脂成形部品による軽量化が図れます。

エコロジー

  • 樹脂パーツの軽量化による省資源化、工程の短縮化による省エネルギー化が行えますので、環境負荷の軽減に貢献します。

07 その他の接合方法との比較優位性

07 その他の接合方法との比較優位性

  • 液状シリコンの結合に成功しました。
  • 接着が困難なエラストマー{TPEE(※4)}の結合に成功しました。
  • 金型より直接樹脂パーツを結合するため、結合の際のズレが生じにくく、高い精度で結合することができます。

※4:エラストマー

ゴム状の弾力性を有する素材。多用途であるが接着のしにくさがボトルネックとなるケースがある。

液状シリコン結合サンプル

Fig. 07 液状シリコン結合サンプル

クリックで拡大します。

エラストマー結合サンプル

Fig. 08 エラストマー結合サンプル

クリックで拡大します。


08 デザイン性の向上

08 デザイン性の向上

  • アルプラス処理後の加飾が可能なため、弊社で培ってきた多様な表面処理技術により表現豊かなデザイン処理を行うことができます。
  • アルプラスは強固に接合するため、アッセンブリー用のパーツの強度を確保でき、従来よりも繊細なデザインを実現します。
  • アッセンブリー用の外部からのネジとめの必要がなくなり外観の装飾性を損わないシームレスなデザインを可能にします。

09 適応可能材料

09 適応可能材料

樹脂 PA, PBT, PP, PPS, TPEE, PBT/ABS, PA/ABS, 液状シリコン
アルミ A1050P, A5052P, A5N01P, A730, A6063, A6061
  • SUSとアルミのクラッド材への結合が可能になりました。
  • アルミ材の他にダイキャスト材(ADC6)にも接合可能です。
クラッド材結合サンプル

Fig. 09 クラッド材結合サンプル

クリックで拡大します。

ダイキャスト材結合サンプル

Fig. 10 ダイキャスト材結合サンプル

クリックで拡大します。


10 信頼性試験

10 信頼性試験

アルミ生地にアルプラス処理し樹脂成形したものとその上に更にアルマイト処理をしたものの2種類の試料でそれぞれ温度依存性試験、高温・高湿試験、温水浸漬試験、熱サイクル性試験を行い、引張せん断力(Fig. 11)、垂直方向引張力(Fig. 12)、垂直方向押込力(Fig. 13)を測定した。

試験結果

引張せん断試験結果(PDF: 304 kb)

垂直方向引張試験結果(PDF: 300 kb)

垂直方向押込試験結果(PDF: 288 kb)

引張せん断試験機

Fig. 11 引張せん断試験機

クリックで拡大します。

垂直方向引張試験機

Fig. 12 垂直方向引張試験機

クリックで拡大します。

垂直方向押込試験機

Fig. 13 垂直方向押込試験機

クリックで拡大します。


11 導入事例

11 導入事例

アルプラス技術がデジタルカメラのCABINET REARに採用されました。

設定台数 1,000 K
アルミ材質 t=0.5,A1050-P
樹脂材質 PPS + GF30%
樹脂成形サイクル 36 sec
CABINET REAR 裏面接合部分

Fig. 14 CABINET REAR 裏面接合部分

クリックで拡大します。

CABINET REAR 裏面

Fig. 15 CABINET REAR 裏面

クリックで拡大します。


12 お問合せ先

12 お問合せ先

コロナ工業株式会社

本社 営業部

〒236-0004 横浜市金沢区福浦2-8-17

Tel: 045-785-3141 Fax: 045-785-4141

◆メールでのお問い合わせはこちらから◆